犬の蓄膿症 症状・原因・治療方法とは?
犬の蓄膿症 症状
鼻炎を放っておくと、鼻の奥の副鼻腔まで広がり、それがひどくなると蓄膿症になります。
症状が軽度では、はっきりした症状は出ず、少しの鼻汁やくしゃみが出る程度ですが、重症になると、くしゃみやぜーぜーという呼吸音が聞こえたり、呼吸困難のために口をあけて呼吸するようになり、ねばりのある鼻汁がひっきりなしに出ます。
鼻汁は、水様性のさらさらした鼻水や、膿のようになって血液が混じったものなどさまざまです。
鼻の上が腫れてきて、触ると硬く盛り上がっていたり、やわらかくふくらんでいたりします。
原因と予防・治療方法
鼻腔の奥につづく空洞である副鼻腔の内部粘膜が、炎症を起こし、副鼻腔炎になり、
それによって副鼻腔の入り口が狭くなったり閉じたりすると、副鼻腔の中が化膿して、蓄膿症の状態になります。
上あごの歯がぐらぐらして、その根元や歯肉が炎症や化膿を起こして副鼻腔炎になり、進行することもあります。
全身的な内科治療をほどこし、鼻腔に対しては直接的な治療として吸入器を併用します。
歯や歯肉炎が原因ならば、抜歯をしたり洗浄したりして治療します。
膿や炎症によって患部にたまったものを直接洗い流す外科処置を行うこともあります。