犬の骨と関節の病気とは?

犬は人間と違い骨格全体が細いつくりとなっています。
そのため犬は脱臼や骨折を起こしやすくなっています。骨折の場合は事故によるものがほとんどですが、 脱臼は遺伝的な要因で起こる事が少なくありません。

こうした遺伝的要因をもつ犬では、成育環境や肥満などが骨や間接の病気を発症するきっかけになることが最近の 研究でわかってきました。


犬の骨の構造
犬の体を一軒の家に例えると、骨は柱となり、鴨居、敷居などにあたる重要な組織です。

成犬の骨格を構成している骨の総数は平均して321個。
これらの骨はその形によって、長骨、短骨、種子骨、扁平骨、不整骨の5つに分けられます。

骨は脱し入れ可能なミネラル(リン・カルシウム等)や死亡の貯蔵庫であり、血球の製造工場でもあります。
そのために骨が損傷が受けたり病気になると、骨が折れたり変形したりして激しい痛みと共に発熱を伴う病気になります。

犬の間接の構造
骨と骨をくっつけてちょうつがいのような働きをするところを関節といいます。

ほとんどの関節は、弾力性のある間接軟骨、その関節が動く時に潤滑油の働きを担っている滑液(関節液)、 その滑液をつくる滑膜、そして関節を安定して動かすための繊維層と靭帯から構成されています。

骨と関節の異常が原因で起こりうる病気



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