犬の横隔膜ヘルニア 症状・原因・治療方法とは?

犬の横隔膜ヘルニア 症状

ヘルニアとは、もともと穴のないところが裂けたりして、
そこから臓器がはみ出ることを意味します。

横隔膜ヘルニアは、事故などのケガが元で横隔膜が破れたり裂けたりして腹部の臓器がその穴から押し出されてしまう病気です。

軽いときには症状が出ないこともありますが、重度になると事故直後から重い呼吸困難の状態になります。

ヘルニアは起きた場所や程度によってただ単に元気がなくなる症状や、吐き気や食欲不振などが見られたりすることがあります。

原因と予防・治療方法

事故による外傷が原因で、胸腔と腹腔を分けている横隔膜が破れたり裂けたりして、そこから腹部の臓器が胸の内部に入ってきて、肺や心臓が圧迫され、さらに横隔膜がないために胸腔の緊張が保てなくなり、呼吸困難などの症状を引き起こします。

事故によってヘルニアが起きてから長時間が経過し、とくに目立った症状がない場合には、そのまま放置しても問題がないこともあります。

しかし、嘔吐や呼吸困難などの症状が出ている場合には、緊急の外科手術が必要になりますが、胸腔手術の場合には、どのような手術でもかなりの危険をともなうこともあります。



サブコンテンツ

このページの先頭へ