犬の出血性胃腸炎 症状・原因・治療方法とは?
犬の出血性胃腸炎 症状
トイ種やミニチュア種のうち2~4歳の若いイヌに多く発症する病気です。
急性の胃腸炎ですが、重度の出血をともなう病で、この病気の最大の特徴は黒いジャムのような暗赤色の血便をすることです。
ぐったりして呼吸と心拍数が早くなり、血圧が低下したり低体温状態になるなど、ショック状態に陥ります。
原因と予防・治療方法
2~4歳の成犬に起こりやすい病気です。
小型犬に多くみられます。
原因はいまだ不明ですが、直前までまったくの健康体の犬が発病後は非常に重症となったり死に至ることがあります。
急激な脱水症状がおこるため、血液検査をすると血液の濃縮度を示すヘマトクリット値が非常に高くなります。
嘔吐や下痢が治るまでは食事を止めて、早期に輸血療法を行えば高い確率で命は助かります。
免疫に関係していること以外の原因がよくわかっていないので、予防は不可能に近いものです。