犬のフィラリア症 症状・原因・治療方法とは?

犬のフィラリア症 症状

フィラリアという寄生虫が心臓の内部に寄生することによって起こるイヌの代表的な心臓病です。

軽い場合には、ときどきせきが出るだけで、他にはとくに変わった症状が出ないこともありますが、病気が進行して慢性化するとせきがだんだんひどくなり、せきをする時間も長くなります。

それ以外に大きな症状として腹の内部に水がたまる腹水があります。

せきと腹水は同時に出ることもありますが、どちらかひとつの症状しかでないこともあります。
また、進行すると食欲不振や貧血、呼吸困難ややせるなどの症状が出ることもあります。

原因と予防・治療方法

心臓にフィラリアが寄生することによって起こる病気です。

アカイエアなどの蚊が媒介することにより、イヌからイヌへと感染します。
フィラリアの成虫はイヌの心臓の中に寄生し、ミクロフィラリアという子虫を血液の中に排出します。

この子虫は2~3ヶ月そのまま昼の下や筋肉で発育し、その後心臓まで移動し、直接障害を与えたり、血液の流れをじゃましたりしてうっ血性の心不全を起こします。

蚊が出る季節の前に血液検査でフィラリアの有無を確認し、それから予防薬を使用します。

慢性のフィラリアの場合は、薬の投与による内科的な対症療法です。
急性の場合は、緊急手術により、心臓からフィラリアを摘出します。



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