犬の条虫症 症状・原因・治療方法とは?

犬の条虫症 症状

成虫が平べったいウリのような形をしたイヌ条虫が、ノミを中間宿主となって感染する病気です。

多数のイヌ条虫が寄生している場合には、イヌは食欲がなくなり、
下痢あるいは軟便をして、毛につやがなく、栄養不良の状態になることもあります。

排泄された片節が肛門もまわりを刺激するので、違和感を感じたイヌは肛門部をしきりに舐めたり、尻を地面にこすりつけて前進したりします。

このような動作をするときに観察してみると、お尻のまわりに付着している白いゴマのような干からびた条虫の片節が見られます。

原因と予防・治療方法

イヌ条虫が、小腸内に一部が付着して感染し、糞便とともに排出されます。
それが体外で乾燥すると白い米粒のようになり、肛門のまわりや便の表面につき、それを食べたノミを犬が再び食べて感染します。

仲介するノミを駆除することが予防策です。
ノミの駆除薬を犬に与えたり、薬用シャンプーで体を清潔にすることで、ノミを駆除します。

感染してしまった犬には、駆虫薬を飲ませるか注射の治療をします。
栄養不足になっている犬には、ビタミン剤や栄養剤を投与したりします。



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