犬のネフローゼ症候群 症状・原因・治療方法とは?

犬のネフローゼ症候群 症状

通常の病気と同じように元気がなくなり、食欲も減退します。見た目の特徴としては、体にむくみ(浮腫)が生じます。

尿中にたんぱく質が出る、血液中のたんぱく質が減るなどの低たんぱく質症や、血液中のコレステロールが上昇する高コレステロール血症などが検査で見られます。

血液中の中性脂肪やその類縁の物質の濃度も上昇します。

原因と予防・治療方法

原因そのものは糸球体にあります。糸球体の基底膜の目が粗くなり、大きな分子まで通してしまうことから尿にたんぱくが漏れてしまい、血液中のたんぱく質が減少します。

この結果、血液の濃度が下がって、血管の内外の浸透圧のバランスがくずれて血管の壁を通して水分が体の組織に漏れ出し、そのためからだがむくみます。

血液検査を行い、何が原因か調べます。

治療の中心は対症療法になり、副腎皮質ステロイド薬が有効なこともあります。
むくみがはげしい場合は、利尿薬を与えて、ナトリウムを排泄させます。

高窒素血症でなければ、良質のたんぱく質を特に制限なく与える食事療法を行います。
塩分はゆっくり数週間かけて減らしていきます。



サブコンテンツ

このページの先頭へ